THE H.W.DOG&CO
ザ エイチダブリュードッグアンドコー
2015年スタート。 伝統ある職人の高品質な物作りと、労働者が好んだ機能性を兼ね備えたデザインを元に、男らしさを表す「GENTLEMAN」と、スラング用語で遊び心を意味する「DOG」を信念に、ヴィンテージ感がありつつも今の時代に合わせたプロダクトで展開する。 |
「手にする価値のあるもの」 |
大量生産大量消費の現代で、HW DOGでは全ての商品に手間暇をかけ、一人でも多くのお客様に「本当に良い帽子」を手にとって頂くために、一切の妥協をせず、深いこだわりを持って一つ一つ生産しております。 THE H.W.DOG&COが物作りにあたって着想を得ているのは、機械による大量生産が始まる以前の1930年代以前に見られた職人技による品質の高さと、1940年代以降に活躍したミリタリー製品の機能性です。 時代が進み、機械化による便利さは私たちの生活を豊かにしてくれます。 しかし、現代の作業的な大量生産では出せない魅力が、その時代にはありました。 私たちは物作りを根本から見直し、その時代の魅力を現代に取り戻し、尚且つ時代に合わせたデザインが弊社が提案する「本当に良い帽子」です。 THE H.W.DOG&COの帽子を手に取って頂くと、その意味がわかって頂けると考えています。 |
「THE H.W.DOG&COの物作り」 |
帽体と呼ばれる帽子の作り方には2種類あります。 一つは、金型式。 金型を用いて作る場合、機械式になるため温度や圧力など人の手に負えない力が加わるため、しっかりとカチッとした帽子を作れることから紳士帽子専用の機械として昔から使われてきました。 今では紳士帽子専門の工場も日本では数件しかなくHW DOG では伝統ある紳士帽子を作るべく当時の機械と製法で作り上げています。 もう一つは木型式。 当時、金型ができた後では、木型を用いて作ると、ふんわりと柔らかな仕上がりになるため婦人帽子を作るときに主に使っていました。 しかし、金型が存在しない更に昔では、木型を上手く利用して紳士帽子を作っていました。 いわゆるヴィスポーク(=オーダーメイド) を作る場合は完全なる一点物であるため、微調整のきく木型でないと作れません。 HW DOGでは、一点物や特別な帽子の場合は木型を使います。 その中でもアメリカ式での作り方に拘り、ヴィンテージ木型や小道具、特殊ミシンを用いて基礎部分から丁寧に作り上げています。 |
また、THE H.W.DOG&COでは定番となったBASEBALL CAPは1860年代にベースボールが世に広まったと同時に、当時のベースボールキャップを元に今の時代だからわかる素材と機能性をプラスした物作りをしています。 現代の一般的なベースボールキャップには、生地を硬く丈夫にするために生地の裏に貼り付ける「芯地」と呼ばれるものは化学繊維を使用するのが主流です。 しかしこのDOGのベースボールキャップは当時と同じように、「毛芯」を使っています。 化学繊維が今よりも発展していなかったため芯地を硬くするために動物の毛(馬のしっぽの毛や鹿の毛)で対応していました。 帽子の形を決定づける仕上げ型もこだわりを持ち、一から製作しております。 現代一般的に使用される仕上げ型では弊社の求めるクオリティには達しないため、仕上げ型に何度も修正を重ね、試行錯誤の末に辿り着いた形です。 帽子作りにそこまでやるのかと思われるかもしれませんが、古き良き物作りの時代にはそれが当たり前で、その手間を惜しまずに物作りにこだわるのがTHE H.W.DOG&COの物作りです。 |