WORKERS ワーカーズ Bal Collar Coat バルカラーコート Cotton Gabardine, Beige [WKS179]
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WORKERS (ワーカーズ) | ||
WORKERS(ワーカーズ)は岡山を拠点にワーク、トラッド、ミリタリーを中心としたメンズウェアメーカー。
古着独特の雰囲気を好む代表は実際の古着を研究し、その製品をが作られていたメーカーや現存する建物にまで足を運び歴史や資料を調べ上げて製品づくりのヒントにしています。
自分で工程を理解し、各工程ごとの専用の設備を要した工場でのみ生産を行っています。
そのクオリティーの高さとユニークさでJ.CREWやINVENTORYをはじめ海外からも注目を集めています。
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Bal Collar Coat | |||||||||
WORKERS 2020 Fall & Winter の「Bal Collar Coat」です。
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シルエット |
WORKERSさんらしい着やすいシルエットのコートです。
モデルは167cm 62kg。
サイズ38を着用しています。
サイズ38で丁度良いサイズ感です。 |
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※ 各部分のディティールの説明は、
他のカラーの画像を使用していることがあります。
2019年秋冬から継続して作ったBal Collar Coat。
昨年はハリスツイードだけだったので、今年はコットンギャバジンが新色の黒を加えて復活。
襟、簡単そうに見えて展開が難しく、私だけではどうしても皺が消え切らないので、半分解展でおなじみ、長谷川君に量産生地での縫い試験含めて依頼しました。
当然、下にある厚手のツイードはまた別型で、こちらは私と、量産工場で現物を縫い・修正・縫いを繰り返し、綺麗に収まるよう修正しました。
コットンギャバ、生地が超高密度な為、いわゆる「寸法が動かない」生地です。
アイロンとか、伸ばしたりで中々自由が効かない。
襟の難しさは表と裏で寸法に差が出る事。
当然、表襟は裏襟を乗り越えるので大きくなる。
また、ステンカラーの襟は、三日月上の台襟部分(ここは首に沿う)と、ブーメラン状の羽襟(ここは返り線から先で、身頃に落ち着いてなじむ)と、相反する形をつなぎ合わせることで、首に沿う vs 身頃に沿うという、違う方向に生地を形づくります。
これらの、寸法・形状が、素材や首回りのパターンに合わせて変えないといけないのが苦心したところでした。
色々な実物を見てみると、いわゆる「現行コート専業工場」のそれはある意味綺麗すぎるぐらい綺麗。
一方で、ビンテージのバーバリーを見ると、それなりに綺麗にできていますが、まったく、皺ひとつない!という現行品とは違う、どこかユルい仕上がり。
私が作るなら・・・当然後者を目指すし、後者しか出来ないというのもあります。
前者の「現行コート専業工場」に仕事お願いしてみようかな?と考えたこともあるのですが、あれだと「現行のあれ」にWORKERSのネームがついてるだけになってしまう。
そうではなくて、ビンテージのあの、良くできてるんだけどどこか現行品と違う雰囲気。
あれを再現したくて始めたのがWORKERSなので、今回も、試行錯誤は必要でしたが、ご近所の工場さんとああでもない、こっちのほうがいいかと、パターンを変え、芯を変え、トライした襟なのです。
WORKERS オフィシャルサイト抜粋 | ||
身頃裏、ギャバジンは別注で作っているチェック生地。
ビンテージのブルックス、おそらくバーバリーに別注していたのではないか?という一枚を参考に兵庫県・西脇のTKSさんの親戚のおじさんに織ってもらったチェックです。
ポケットは貫通。貫通した先にポケットもあるので物も入る。
コートの前を閉じた状態で、ズボンのポケットに触れるための貫通ポケット。
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ツイードは裏地に無地のコットンツイル。
厚すぎず、薄すぎず。
今年のMoonglow Jacketを作るときに検討した「以前裏地に使っていたシャツ生地よりは厚く」「Boardwalk jacketで使った厚手の綾織りよりは薄く」と、間を取って。
かつ、糸も短繊維を落としたコーマ糸で毛羽が出来づらく、滑りが良いバーバリー生地(綾織り)。
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ギャバジンは撥水加工。
生地が織り上がってから撥水性を持つように加工しています。
高密度に織った綿が撥水性を云々・・・と良く言いますが、私自身、ただ高密度に織った生地でここまでの撥水を持つものは見た事がありません。
生地は織り上がった後、基本的に「整理加工」と呼ばれる工程があります。
あるものは、毛を焼いたり、ねじれ防止をしたり。
その工程で「撥水」の加工をしています。
逆に、それを全くしないのが「キバタ」で、WORKERSでいえばジーンズでおなじみの縮み、ねじれる生地です。
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フロントのヒヨク、ボタンホールの間は比翼止め。
これもBaker Pantsのフロント同じく、表には貫通しない。
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袖口、タブはサイズ調節というよりはデザイン。
実際にサイズ調節に使うとちょっと不格好です。
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袖口をしゃっきりさせるため毛芯を入れています。
当初、その毛芯は縫い代で止めていました。
ただ、選択試験をしてみると、細長い芯なので止まってない部分がクシャっと丸まってしまう。
そこで参考にしたオリジナルを見ると・・・「おう、接着芯やないか・・・」。
時代によるのでしょうが、私が見たバーバリーは思いっきり接着芯でした。
接着芯ももちろん、悪くはないです。
今回の襟には少しでもストレッチ性が欲しい部分があったので一部使っています。
でも、袖口は身頃と同じく、毛芯で適度な固さ、でも弾力性がある仕上がりにしたい。
考えに考え、たかがこの隠しステッチが思い浮かぶまで何夜、寝入るまで考えたか。
不思議な物で、こういう部分のアイデアは寝る前にベットの中で目をつぶって、私が寝るまで横に入れてくれるあぶちゃん(キジトラ)を撫でてると思い浮かぶのです。
そんなこんなで気づいた、隠しステッチ。
これで、クリーニングしても芯は丸まらない!
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カーキは緯糸(ヨコ糸)にオレンジを使っています。
いわゆる「玉虫色」と呼ばれる、角度によって色が変わって見える生地。
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国産のウール、ちょっとだけカシミアツイード。
全体で見れば、ダークブラウンですがアップで見ると様々な色がまじりあっているのがわかります。
これが、いわゆる「ウールトップ」と呼ばれる、糸・生地の特徴。
ケースバイケースですが、ウールはなぜか糸になる前のワタ(ウールでもワタと言います)の状態で染めることが多い。
それから糸にする。
このワタの状態で染めるのを「TOP染・トップ染」と言います。
だから、こういう色々な色が混じった生地を通称して「トップ」などと呼びます。
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後ろ中心にベント。
かなりゆったり作ったコートなので、ベントが開くことは中々無いのですが、半ばデザイン的に。
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ワーカーズ
Bal Collar Coat
バルカラーコート
Cotton Gabardine, Beige
[WKS179]
価格: 59,400円(税込)